AirTagの消音アクセサリーが販売終了、追跡悪用を懸念
AirTagを使う人に関わる安全機能の話題です。望まない追跡を音で知らせる機能を失わせる「AirTag Silencer」が、通知を受け取れない人への追跡に悪用される懸念から販売終了となりました。
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Apple製品向けアクセサリーなどを設計・製造する米国企業のElevation Labは、AirTagの内蔵スピーカーを破壊するアクセサリー「AirTag Silencer」の販売を終了し、2026年10月13日に顧客へ通知しました。同社は、スマートフォンの通知を受け取れない人への追跡に悪用される可能性を認めています。AirTagが望まない追跡を音で知らせる安全機能を失わせる製品でした。
AirTag Silencerは2026年9月30日に発表され、価格は9.99ドルでした。同社は、自転車に付けたAirTagを盗んだ人に気づかれにくくする目的で開発したと説明しています。追跡機能を保ったままスピーカーを壊すもので、元に戻せません。同社は製品を販売から取り下げるとともに、関連特許を使って他社による同様の製品の製造を防ぐ方針を示しました。
AirTagは初代から、持ち主から離れて一定時間が経過した後に移動すると、音で知らせる仕組みを備えています。他人のAirTagと一緒に移動するとスマートフォンに通知される場合がありますが、音が鳴らなければタグを見つけにくくなります。AirTag(第2世代)は前世代よりスピーカー音量が50%大きく、最大2倍離れた場所から聞き取れるとされています。
望まない追跡に関して、日本ではタグを使った位置情報の取得や取り付けなどへの法規制も導入されています。2025年12月30日施行の改正ストーカー規制法では、恋愛感情が満たされなかったことへの恨みを晴らす目的で、相手の承諾なくタグで位置情報を取得すること、持ち物にタグを付けること、タグを付けた物を相手に渡すことが規制対象に加わりました。
情シス向けのポイント
- 販売時の商品情報では、AirTag Silencerは初代AirTagとAirTag(第2世代)の両方に対応していました。スピーカーの破壊は元に戻せない変更です。
- Elevation Labの返品方針では、購入から30日以内で、商品に損傷がなく元のパッケージがあれば全額返金の対象です。同社以外から購入した場合は、購入先の返品条件によります。
出典
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